ジャズ喫茶が止まらない

今まで聞いた全てのジャズアルバムをこの音で聴き直してみたい。本物のマッセイホールは熱いんだろうな。僕の中で過小評価されているブラウニーもインコンサート辺りをここで聞いたら凄味が伝わってくるのではないか。
古い作品だけじゃない。デビットサンボーンの美しい音色はどう響くのだろう。ウィントンのスタンダードタイムは、なんて考え始めると妄想が止まらない。
ただ、焦らなくても聞くと機会出てくると思うので、流れる作品を素直に楽しむ事にする。


店に入ると直ぐにモンクがかかり、インサンフランシスコとウィズコルトレーンの2連発。モンクの音ってこんなに太く強かったの?この時期のコルトレーンは、やっぱサナギだな、なんて。
このあとマッコイタイナーのサハラが流れる。押して押して押しまくるマッコイと暴力的なドラマーが気合いと体力でぶつかり合う、凄いけど、ちょっと疲れてきたなと思ったら、キースジャレットのスタンダーズが。この辺り、客の心理を読んださすがのアルバムセレクトである。


まだまだ音楽楽しんでいたいのだが、嫁さんから、いつ帰ってくるの?ってメールが入ってきたので、今日はこの辺で退散。


ダブルのメーカーズマークを転がしながら90分。家では絶対に味わえない大音量で、クッキリとした音のシャワー堪能して1500円。しかしながら、これから10年間毎日通っても、ここのスピーカーの値段には届かないのである。