2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ミシェル・ペトルチアーニ

僕にとって一番大切なミュージシャンって誰なんだろう? 僕がこれまでに熱をあげた音楽家としてはピストルズ、高校時代に陶酔したジャクソンブラウン、ソロ開始初期のスティング、ナゼか昨日の夢に出てきたTalking Heads、スタカン初期のポール・ウェラーな…

映画・壬生義士伝

邦画は殆んど見ないので、おくりびとにも全く興味を持っていなかった。滝田洋二郎という名前すら知らなかったのだが、ちょっと意識してみると、なかなか面白そうな監督だ。 まず、毎朝の満員電車の派手なつり革広告が目に付く釣りキチ三平の監督であること。…

チェンジリング

僕はアンジーが生理的に嫌いなので、観る前には、こんな長尺物を途中で眠らずに鑑賞できるのかという不安を持っていたのだが、もろに僕の琴線に響いてきた、こんな泣ける映画を観たのは久し振りだ。 僕たちの未来に漠然と感じていた不安や恐怖心が忽然と現実…

バード=チャーリーパーカー=

僕の学生時代にリバイバル上映された真夏の夜のジャズはスチールショットを何枚も何枚も重ねたような美しい映像が強く印象に残る映画だった。カメラを固定させての映像が多かったためか、写真が揺れ動き輝いているような不思議な感覚にとらわれたことを今で…

ベンジャミン・バトン

老いに対する漠然とした不安を感じるような歳になったからであろうか、僕の感性を優しく惑わす作品であった。そして、切ない。 映像の美しさに惹かれる。自然な光の使い方が上手く柔らかなコントラストが美しい作品だ。時間が穏やかに流れるので、日常の煩雑…

ブラザーズ・グリム

土曜に参加したks錬の筋肉痛に苦しんでいる。 太腿や脹脛の痛みは良しとしよう。しかし、首や肩の痛みは一体何なんだ。強い二人にしがみつくために意味も無く力んでたって事なんだろうが、情けない。まぁそれだけ走りに改善の余地あり!ってことで精進ある…

リバー・ランズ・スルー・イット

この映画の影響で日本でも爆発的なフライブームが発生し、信仰とフライフィッシンングの間に境界線はない、という言葉は一部渓流釣りファンの中では特別の言葉になっている。へそが曲がった僕は、郡上釣法の伝承などといって4.5mの竿をダブルハンドで扱…

チェ39歳の別れ

エンディングとともに爽やかな風が吹くような、或いは心が暖かくなるような映画が好きだ。俗に言うハートウォーミング・ストーリーってやつだが、歳とってその傾向がますます強くなったような気がする。 永久の愛を歌い上げたタイタニックとの対比、あるいは…

パリ、テキサス

ライクーダーのボトルネックギターが聞きたくなって、久し振りにこの映画を掛けてみた。 パリ,テキサス。僕がまだ成人して間もなかった頃、ヴィム・ヴェンダースが好きだといえば間違いのない時代があったのだ。 ライクーダーが弾くギターがやさしく心を揺…