天才である事を全身で感じながらも、夢中になれなかったのは、彼の天才について行けなかったからなのに、情けない事に、
プリンスなんて名前つけやがってとか
背低いのにイイ女侍らせやがってとか、
卑猥な曲書いて話題取ろうとしやがってとか、
こんな屈折した変態野郎にはついていけない、
なんて、情けないことを言ってたのだな、当時は。


結局、KISSのカッコいいギターに昇天してしまい、プリンス殿下参りました、と頭を下げることになるのだが、このタイムラグが恥ずかしい。


パープルレインを改めて見たのだが、
ナルシズムに乗っかった、
天才ゆえの孤独とか
親子の葛藤、なぜ母親が・・・とか
才能が、歪んでるだよな。
でも、だから、凄いのかな。


映画的には・・・で言いたい事はいくつもあるけど、
プロモビデオとして見ると最高にカッコイイ。


音楽史に衝撃を与え、大きな傷跡を残した、異才。僕の中でのメインストリームではないけど、認めたくないけど、その衝撃はスティービーワンダー以上だったって、ホンネではそう思っているのである。


認めなくないけど、好きでした。
合掌