2009-01-01から1年間の記事一覧

沖縄に完敗

沖縄の厳しさは想像を超えていた。 2度目の普久川ダムからはずっと太腿ないし脹脛、或いは同時に複数個所が常時攣りながらの走行で、痛みに耐えながら、僕のような低レベルの人間がこの距離に参加してよかったのだろうか?と自問しながらペダルを回し続けて…

おくりびと

邦画を見る習慣がないが、この映画は観たいとズッと思っていた。 随分前に録画したのはいいが、それで安心してしまい、しばらく、ほったらかしにしていたのだが、子どもがそれぞれ友達と遊びに出かけてしまったので、家に残された嫁さんと二人で見ることにし…

手賀トラ09

記憶を抹消したくなるような散々な結果だった。 スイムでスタートして直ぐに呼吸困難のような状態に陥り、どうにも耐えられなかったので、リタイアしようと最後方に下がって、手を上げたのだが気付いて貰えず、仕方ないので騙し騙し泳いでいたら、今度は左太…

3時10分、決断のとき

嫁さんが子どもを連れて実家に帰ってしまい寂しくもユルんだ休日。 通勤時と同じ時間に目を覚まし、いつもと同じ電車に乗る。ただ、目的地は会社ではなくて新宿の映画館。映画を何本か梯子しようと思って家を出たのである。 会社の始業と同じような時間に幕…

ロード・オブ・ザ・リング

10代にこの映画を観ていたら、僕の人生は全く違ったものになっていたであろう。 NZの広大で奥行きのある風景にCGが溶け込んで、美しくも幻想的な世界が浮かび上がっている。そこで紡ぎだされる壮大で何処までも純粋な物語。最初から3部作を前提に作ら…

皆既日食

出張に同行している豪州人が、自転車レースは豪州ではマイナーだといいつつ、エバンスが完全に脱落してしまったといって悔しがっている。そういえば先日来日したノルウェー人はトルはいいスプリンターだろうなんて胸を張っていたし、こんな風にフツーのサラ…

ブルー・タートル・バンド

史上最強のロックバンドは?と聞かれたら、躊躇なくスティングのブルー・タートル・バンドだと即答する。衝撃的なライブ”Bring On The Night"は棺桶に入れたい超ド級の名盤だ。ブランフォードもちろん最高だし、ウィントンのバンドで切れのよい演奏を決めて…

福島コージさんのレッスンを受けて

少しでも雨を避けることが出来るようにと何度も時間を調整していただいたので、ある程度は予想していたが、実際にあってみるとその人柄の良さは想像以上。せっかく千葉から出てきて貰ったのだからといって、あとのグループレッスンにも参加させて貰うなど、…

マイケルジャクソン

あの肢体が今でも目に焼きついているファラフォーセットメジャースが亡くなったと知り落ち込んでいるところに、マイケルジャクソンの話が飛び込んできた。こんな日に暇ネタ飛ばすなんてフザケやがって、と一人で怒っていたら本当だったのですね。 マイケルが…

グラントリノ

クリント・イーストウッドはやはり特別な存在である。 特に、主演作・監督作含め近年の作品は、生と死という根源的な問題に正面から向き合おうとする姿が顕著で、常識的な判断に任せず、あえて社会モラルにまで疑問を投げかけていくような、死生観との真剣な…

ブルース・スプリングスティーン

ブルース・スプリングスティーンの初来日は85年だから20年以上昔の話になる。海外で彼のコンサートを観た音楽評論家達が一様にライブの凄さを熱く語るので、プロレスで言うところの伝説の”まだみぬ強豪”的な存在になっていた。加えてBorn In The USAが日…

ビッグ・リボウスキー

コーエン兄弟の作品はほとんどの面白いが、オー!ブラザーが格別である。 大恐慌時代のアメリカ。脱獄3人組を追いかけるロードムービー風の一作だが、ルーツミュージックの玉手箱のような音楽がたまらない。2枚目半を演じるジョージ・クルーニーが楽しそう…

高倉健についてのべる2、3の出来事

鉄道屋を映画で見たら泣くに決まっているから映画館にも行かなかったしビデオも手に取らなかった。 原作であれだけ泣いたのに健さんの映像で見れるわけないじゃないか! しかし、健さん祭りをやっている今この映画を避けるわけには行かないだろう、というわ…

居酒屋兆次

日本には健さんがいる。 学生時代に俺もこんなオトコになりたいと思い憧れた健さんの駅=ステショーン=を見直して、やっぱり泣いてしまった。この歳になったから分かる言葉や仕草、機微もある。倍賞千恵子の滲み出てくるような可愛らしさなんてどうだろう。…

ありがとう!清志郎

僕が同時代で体感してきたなかで最高のシンガーが清志郎だ。 体制にこびない精神や、人を食ったような、つかみどころの無い自由な振る舞いも好きだった。彼のシャイな笑顔は最高だよね。 彼の詩は具体的なイメージを持って心に響いてくる。 トランジスタラジ…

コーエン兄弟

コーエン兄弟の映画は外せないよね、といいたいところだが、恥かしい話・・・彼らの映画を劇場で観るのはこのバーン・アフター・リーディングが初めてなのである。 なんといっても配役が楽しい。フィットネスクラブでインストラクターをしている、ちょっとオ…

許されざる者

ジロ錬に参加しようと6時前に起床したが掲示板に練習中止とある。雨は止んでいるが路面はまだ濡れていて風も強い。僕は転倒で怪我をするのが怖い弱虫なので、自転車は諦めてDVDを楽しむことにした。 嫁さんとC・イーストウッドの話をすると必ず結論はこ…

スラムドッグ$ミリオネア

日本における洋画の封切りは異様に遅く、まだ公開されていない映画が飛行機で上映されていたり海外では既にDVDが発売されていたりするので本当に腹が立つ。遅れて公開される映画も大物俳優主演作が殆んど。買い付けをやっている会社が、自分の目に自信が…

ミリオンダラー・ベイビー

耽美的な映画に惹かれたり娯楽大作しか見れなかったり・・・観たい映画というのは時々の精神状態でずいぶん変わるものである。ミリオンダラー・ベイビーも見れば感動するだろうって思いながらも、封切りされたときにはどうにも見る気にならず、いつか観なき…

ワルキューレ

言うまでも無くトム・クルーズはハリウッドでも最も華のある映画スターだ。余りにいい男なので僕のような卑屈な人間は素直に好きになれないのだが、ワルキューレは彼の魅力に助けられて何とか恰好がついたような映画だ。 トム・クルームの持つ佇まいで一定の…

羅生門・京マチ子

途中つまらないことで映画に集中できなくなってしまった。 このように美しく気品溢れる女優が、なぜ下品で関西弁丸出しのおばさんに変身してしまったのだろう。顔も別人見たいになっているし変だおかしい、なんてアホなことで悩んでいたのだが、変でおかしく…

根津甚八・影武者

この週末からレッドクリフ”赤壁”part?が封切りになるので、DVDを見てお浚いしようかと思ったが、まだ幾つものシーンを鮮明に覚えているので、あえて黒澤明の影武者を見ることにした。この映画も封切りされてから25年以上経つのだな、懐かしい・・・。 …

鈴木貴男

錦織圭の登場でそのポジションが微妙になったが、21世紀の男子テニスを牽引してきたトップランナーは鈴木貴男である。僕が通うテニスクラブの所属なので、年に1−2度津田沼のコートに現れてスペシャルレッスンを行うのだが今回は僕のクラスが当たり、光栄…

イエスマン

ジム・キャリーはもちろん大好きな映画俳優の一人なのだが、まず思い浮かべるのはやはりマスク。マスクといった瞬間にキャメロン・ディアスのゴ〜ジャスな肢体も一緒に思い出して、嫁さんの横で困ってしまうが、これは男である以上仕方がない。バットマンで…

レインマン

デニーロとR・ウィリアムスの名コンビでこれでもかと涙を誘ってくるレナードの朝は僕が最も好きな映画の一つだが、ジワジワと心が温まってくるレインマンも素敵な映画だ。 Dホフマンの素晴らしさは言うまでもないが、何でコイツがって感じのトムクルーズが…

雨月物語

クレーマークレーマーで泣けてしまった。学生の時には最後まで見る気になれなかったのに・・・。 映画に凝り始めたのも大学に入ってからと遅く、ハリウッド映画は一切見ないでミニシアターや名画座に通いつめたりしていたので、僕の映画趣味は相当屈折してい…

LIVING COLOUR

キース・ジャレットのスタンダーズを無性に聴きたくなる時がある。そのことは又別の機会に書くとして、スタンダーズでジャック・ディジョネトのドラムを聴いていたらナゼかLIVING COLOURが聴きたくなり(ディジョネット+ジョン・スコとLIVING C…

蒲田行進曲

演劇界の奇才つかこうへいが、映画界を強姦すべくその代表作を看板役者とともに送り込んできた。自ら監督の椅子に座るような愚は冒さず、深作さんに監督を任すところも鋭い選択であった。ジェットコースターのような昇降激しくスピード感溢れる展開と、”芝居…

至上の愛BYウィントンマルサリス

都会的で洒脱な歌姫ノラジョーンズがウィーリーネルソンの子どもであることをカミングアウトしてthe Little Williesを結成したときには、ニヤリとほくそ笑み、僕の兄妹が又一人増えた、などと勝手なことを言っていた。何を隠そう僕もウィーリーの子どもであ…

明日の記憶

いつのころからか、新しく出てきたバンドの名前やアルバムタイトルが覚えられなくなった。映画に出てくる俳優名や大切なエンディンング・シーンが記憶から消えていることに気付き、焦り慌てることが多くなった。 もちろん、トライアスロンの練習日誌という側…