明日の記憶

 いつのころからか、新しく出てきたバンドの名前やアルバムタイトルが覚えられなくなった。映画に出てくる俳優名や大切なエンディンング・シーンが記憶から消えていることに気付き、焦り慌てることが多くなった。
 もちろん、トライアスロンの練習日誌という側面もあるのだが、その時々に感じたことを言葉に残し少しでも記憶に留めておきたいという切実な思いで、このブログを始めたことは否定しようのない事実である。
 この映画はいつか観なければいけない映画だと思っていたのだが、なかなか直視する勇気が湧いてこなかった、明日の記憶樋口可南子演じる妻の包容力に溢れる優しさに救われながら観ていたのだが、一時間ほどで息が詰まってしまい、DVDを止めてしまった。
 TVではMi?をやっていて、こちらを見ていれば息を呑むような緊張感の後に爽快感を得られることが分かっているのだが、コーヒーを飲み終えたら、もう一度DVDを再生するつもりである。