マイルスを聴く

 MILESを聴け!
 年末になって急にJAZZに浸りたくなり選んだのが、悔しいけどMILES DAVIS
まず最初にテーンテーブルに乗せたのは、HARD BAPの幕開けを高らかと歌う"WALKIN'"だった。このテーマはいつ聴いても格好いい。ウァと唸って"BAGS GROOVE"に続く。マイルスもいいがここではMILT JACKSONのネバっぽいVIBESとMONKのピアノ。MONKはソロだ、という評論は多いし、それはそれとして認めるけど通して聴くのは僕にはしんどい。誤解を恐れずに言うならば、この気まぐれでトリッキーなピアノは数分味わえば”僕には”充分なのだ。
 メジャーなサイトならここから論争が始まるのだろうが、ここは気ままな誰も知らない私的ブログ、何を書いても怖いものはない!
 このアルバムでMONKが演奏するのは1曲だけであとのピアノはHORACE SILVERだ。モンクとシルバーを一度に楽しめるなんて贅沢だよなぁ、まだMILESもキザってないし・・・などと、いうなれば良質のワインを楽しむ様にPRESTIFE4部作へ。その中でも僕が特に好きなのは”COOKIN'"なのだが、ごめんなさい、冒頭の"MY FUNNY VAKLENTINE"に惹かれるからではない。クールにスカしたMAILESよりここではBLUES BY FIVEからAIREGIN,TUNE UP/WHEN LIGHTS ARE LOWへと続く、熱いハードな演奏が好きなのだ。
 僕とマイルスがはじめて同時代にリンクしたのはSTAR PEOPLEで、これを聴いたときの衝撃は忘れられない。マーカスミラーとジョンスコがメチャメチャ格好いいのだ。マイルスって神輿?あるいは名前貸しで儲けてるの?などと不謹慎なこと言ってた覚えもあるが、この年になって今一番聴くのは”やっぱりマイルス”なのだ。これって不思議である。
 さて、今決めたのだが、今年のテーマは”自分の感覚に忠実であろう”だ。後藤さんや寺島さんがなんと言おうが関係ない。好きな曲・演奏というのは人それぞれだし、SITUATIONによっても違ってくるのだから。ワインでいうならR・パーカーのような味覚・臭覚は持ち合わせていないのだから、同じ酒に同じように感動しなければいけない道理はない。そもそも高級ワインには手が出ないが。
 マイペースで、仕事はそうは行かないけど、毎日過ごして行きたいものである。あれ、飲みながらとりとめもなくタイプしているが、これって今年の抱負かな?
 そう今年はJUST THE WAY YOU AREでTAKE IT EASYに行こう!