マイルス、寒いよ

 「マイルス、寒いよ」
 これほど完璧にマイルスの世界を表現した言葉はないと思う。どういう流れでこの言葉が出てくるのかは知らないが記したのは谷川俊太郎。この一言で全てを語っている。 口数少ないSomethin' Elseのマイルスは聴覚だけではない、五感全てに訴えかけてくるのである。
昨日からMilesの日が続いているが、次々と聴きたいアルバムが浮かんできて止められなくなっているのだ。 しかし、子供がカートゥーン・ネットワークを見ると言い出したのでマイルスは一旦休憩。Stevie WonderのHotter Than Julyに迷信やSIR DUKEなど数曲加えてMP3にダウンロードする。これはランニングのお供の音楽で先月のQueenからの入れ替えだが、スティービーワンダーを聴きながら自分のペースを守れるのだろうか、という素朴な疑問が湧いてくる。しかし、どうなるかは後でのお楽しみだ。
 ようやく年末25km走のダメージが取れてきたので走らねば。今日は06年の走初めになるので真っ白なターサーをおろして気持ちも新たにスタートだ、と思いのほか年末のダメージは癒えていない。脚が重くてスピードを上げる気にならないのだ。何のための俊足ターサーなんだ。もだえ苦しみながらようやく10km。今年も苦難の道が予想される。