スターピープル

 嫁さんの体調が優れないので予約していたホテルはキャンセルして自宅で静養、とはいっても小生はなんら問題ないので、外房有料からエアロビセンター周辺を走る、僕にとっての、最高強度の練習に挑むことにする。集団走行では気にならない程度のちょっとした風でもピタリと進まなくなってしまう。向かい風に登りが重なるとどうしようもなく辛く、とはいえ、漕ぎ続けないと進まないので、ようやくの想いでペダルを回し続ける。劇坂では足を着きたくなるが僅かなプライドで何とか持ち堪える。ほとんど塩を噴き出しながらの約3時間。ちょっと大げさかもしれないが強くなりたいという願望がなければ絶対に耐えられない練習だったと思う。
 病人の前でガンガンかけたらドヒンシュクを買うであろうマイルスの?スターピープルをヘッドフォンで聴く。これはっきり言ってしまえばマーカスミラーの作品だ。彼のベースとアルフォスターのドラムの絡みが最高に刺激的で今聞いてもゾクゾクしてくる。マイルスのアルバムとしてはほとん無視された存在であるが、僕個人としては超ド級の評価を与えたい1枚である。