NICKELBACK!

 家に戻ると熱めのシャワーをゆっくりとを浴びて体を温めてからコーヒー豆を挽く。苦味の中に微かな甘みのあるような、丁寧にマメをピックした深炒りのコーヒーが僕は好きだ。スタバやタリーズが出す商品はコーヒーではない。
 今英国で旋風を巻き起こしているThe Kooksの新譜を聞きながらカップを回す。メロディメーカーとしてのセンスが光る好アルバムで耳に心地よいので何度か繰り返し聞いてみるがナゼか印象には残らない。結局リバティーンズが生み出した子ども達のどれか・・・っていうような感想になってしまうのだ。いい曲を作っているが何かが足りない。物足りない。
 その足りない何かが欲しくてNICKELBACKを大音量で流してみる。これだよ。このドロ臭さ押しの強さ!くさされても軸がぶれない芯の強さ!
 愚直なまでにストレートなロックンロールがここにある。こんな垢抜けない音楽は
時代遅れだって言われたらそれまでだけど、無防備のままド真ん中に突っ立ったをこんな音楽が僕は大好きだ!