プラトーン

 5時前に目が覚めたのだが、雨がかなり激しく降っていたので、自転車はあきらめて映画を観ることにした。
 早朝からなぜかプラトーン
 ベトナムで起きていた(であろう)事実を、ニュートラルな視点で映像化することで、ベトナムとは何だったかを問い伝えようとする名画。反戦を激しくアジるような映画じゃないからこそ、その小隊の身を置くことになったら僕はどう生きていくのだろうなんて事を深く考えさせられるのである。自らの手で民間人に殺したり強姦に走ったりするような人間ではないと信じたいけど、正義を貫くこともできないだろうな・・。
 死の恐怖に怯えながら、そこから逃れるために、誰か強い力を持った男の傘の下に入り安心を手に入れようとしたり、もしかしたりすると現実逃避するために夜毎にラリッていたかもしれない。
 前線を守るために命を張ったかもしれないけど、まっさきに逃げ出したのかもしれない。いや、案外生命に何も感じなくなり、同じ小隊にいる吐き気がするような野郎をどさくさに紛れて殺すような人間になるのかもしれない。
 映画の中に身を置きながら、自分の心の弱さを感じ、それを恥じたり開き直ったりして、年甲斐もなく自分って何なんだろうっていうような根源的な問いに悩んだりして・・・。
少なくとも、僕はディアハンターにおけるデニーロのような人間にはなれない、というよりあの映画ではクリストファーウォーケンと自分を重ねてしまうのだけど、極限の状況に追い込まれた時に僕はどうあれるのだろう?普段からもっと真剣に命を削って生きるべきではないのか、いや、そんな生活送ってたら疲れてしまうよ・・・なんて。
 
 ちょっと疲れた。反動でかTHE MUSICをガンガン掛けて家族の反感を買いまくる。リアーナのマンチェスターライブでのアンブレラは何度見てもいいなぁ。これだけ性を強調したライブに女性が多いのはナゼだろう?Good Girl Goes Badというアルバム名通りの変身に惹かれるのか・・・

 そういえばエアロスミスのチケットが届いた。アリーナじゃないけど結構いい席だったので一安心(っていうか最近はアリーナ席より一階席のほうが気楽でよいと思うようになった)
リンキンパークやビーディーアイ、上原ひろみのといった大物チケットをゲットしているので、今年の秋は音楽でも熱く燃え上がるぞ!