我孫子ゴルフ倶楽部

最近、通勤の車中でボケ対策として将棋しているので、ブロクアップする時間が惜しい。けど、このことはメモっておかないと。

縁あって、
僕の実家近くにある名門コースで、
ピーク時には会員権価格1億円を超えた、
関東7クラブの一角を占める、
我孫子ゴルフ倶楽部でプレーする機会に恵まれた。


ゴルフに対する価値観が変わってしまうくらい、それは、素晴らしいコースで、今、こうやって目を閉じてコースレイアウトを思い出しても、ウットリとしてしまう。

まず、各ホールの玄関口とも言えるティーグランドの手入れの素晴らしさ。いやいや、その前に練習場、特にアプローチ&バンカー練習場が素晴らしく、お客様の出迎えも忘れて、熱中してしまった。

ティーグランドに立つ年輪から来る木々の落ち着きと色合いの深さ、そして、コースの美しさに、思わず背筋が伸びる。これが名門コースの持つ雰囲気ってやつなんだな。


ダイヤモンドカットされたフェアウェイは太陽の日を浴びてキラキラと輝き、深いラフとの間には、アンラッキーを減らすファーストカットがしっかりと刈りこまれている。


赤星六郎の作だと言うこのコースは、地形の高低差や遠近法からくる目の錯覚を上手く利用して、プレーヤーにプレッシャーをかけてくる。


しかし、驚いてしまうのは、勇気を持って打ったショットの周りは、実は広く開けていて、逃げずにコースに向かって行ったものには、キチンとご褒美が用意されているのである。


今回は、かつて名門コースで支配人をされた事もある、コース設計にも非常に詳しいシングル様とご一緒させて頂いたので、美しく手入れされディポットすら見当たらない、フェアウェイを歩きながら、レイアウトやバンカーの配置に関して、作者の意図がどこにあるかを、お聞かせていただいた。


なんて言うと、凄いスコアで回ったように思われてしまうが、良かったのはティーショットだけで、セカンドをことごとく引っ掛けてしまい、時に、我孫子の代名詞である深いバンカーに弄ばれるなど、終わってみれば、何時もと変わらぬ94で、依然90の壁を破れないでいる。


改造されたグリーンの芝が力強く根付き、高速グリーンに仕上がれば、世界の名コース、トップ100にランクインするだろうとは、先のお客様のコメントで、我孫子で育ったものとしては、是非そうなって欲しいと思う。