ディック&ジェーン・ティア・レオーニは最高!

 今週末までだというのであわてて観に行ったデッィク&ジェーン。
 主演がジム・キャリーなのでハズレはないだろうとは思っていたが、「真面目で気が弱くてお人よし」の主人公が、社長に言いように利用された挙句、会社の偽装倒産で路頭に迷いついにはハジケテしまうというお話。そう、どこかあの快作”マスク”を思い起こさせるジム・キャリーのはまり役だ。財産差押命令が来ていることを知ってのティア・レオーニの腹の括り方も面白ろ可愛らしく、最後の30分は軽いヒネリを繰り返しながら実にテンポよく話が流れていく。後味もすっきり爽やかハッピーエンドで本当に楽しめた。気分転換には最適な映画だ。
 それにしても、お客の数が本当に簡単に数えられる位少なくて、開演前は僅か9人。会場が暗くなってから7-8人入ってきていたが、それでも20人には届いていないはずだ。見る価値あり!と思うだけにこれではチョット寂しすぎる。
 観ていてジムキャリーの顔にシワが増えたなぁと思っていたが、”マスク”公開は94年、もう10年以上も前の話なのだから彼が年をとるのも当たり前か。
 94年といえば僕が結婚した年でもあり、マスクは新婚時代に観た映画だから特に強く印象に残っているのかもしれない。そういえば、当時僕たち夫婦の間でのアイドルはこのジムキャリーとMr.ビーンだった。MrビーンをNHKの深夜放送で偶然観た時の興奮は今でも忘れられない。
 帰りがけにレンタルショップに寄って「世にも不幸せな物語」を借りる。今週は久しぶりにジム・キャリーにどっぷりハマッテみようと思っている。