世にも不幸せな物語

 スタート4時間前に起きると良いというので6:30には布団を出たのだが、8年振りと言う積雪でマリンマラソンはあえなく中止。
 確立が極めて低いことは分かっているがサブ1時間30分を狙った積極的なレースを展開しようと意気込んでいたので残念だ。また、冬場のメインイベントと位置づけ、僕なりに練習を積み重ねてきたので、ポッカリと大きな隙間が空いてしまったような気分だ。
 マリンマラソンが終わったら練習の中身を切り替え、春のトライアスロンレースに臨む予定にしていたのだが、少し軌道変更することも考えなければならない。とはいえ春のハーフマラソンレースは極めて限られているので、トライするなら荒川か佐倉でのフルマラソンか。しかし、今年はフルに初挑戦する気がこれまで全く無かったので気乗りがしない。いぜれにせよ今日明日の間に決めなきゃいけない問題ではないので、少し冷静に考えてみよう。
 昨晩の「世にも不幸せな物語」は途中まで字幕をmaking storyにしたままナガラ観していたため、何が何だかさっぱり訳が全く分からないまま終わってしまったので、改めて最初から見直すことにする。
 点数で言えば100点満点で74点といったところか。ジムキャリーに個性に支配された映画なのだが、彼の色に強く染まりすぎてはいないか?それとも監督の意図するところなのか?しかし、間延びしそうで切れの良い独特のリズムとセンスはもはや名人芸の領域に達しているかのようだ。彼の演技が健気な3姉兄妹の魅力を旨く引き出しているような気もする。確かに彼がいなければこの映画は何の変哲も無い平凡で古びた物語という評価しか得られなったかもしれない。
 また、大物メリルストリーブがこの一風変わった演出に一役買っていることを忘れちゃいけない。絶壁にあるあばら家に住む、寒いのに冷えたスープを振舞うというトンでるおばさま役。彼女の登場でいっぺんに映画の空気が変わってしまったと思うのは僕だけだろうか。
 簡単に要約すると自宅の家事で両親を失った?3姉兄妹が、遺産相続を狙う、ジムキャーリー扮するオラフ伯爵が仕掛けてくる様々な罠を知恵と知識と勇気とで乗り越えていく話で、婚姻届を太陽光線で焼いてしまうラストシーンは中々爽快なものがあった。
 なんかこのブログを埋めていくうちに、だんだんとこの映画が好きになってきたぞ。こいつは少しだけ言葉を変えるなら、世にも不思議な物語だ!ということができるかも知れない。