Midnight Run

 久しぶりにMY FAVORITE MOVIEの一つであるロバートデニーロのMIDNIGHT RUNを観る。不正が出来ない無骨な性格であるがために警察官の職から追われ、妻までもとられてしまったデニーロ演じる賞金稼ぎが、マフィアの財産を横領して慈善団体に寄付してしまった会計士の身柄を拘束しロスまで連れて行こうとするのだが、FBIに追われマフィアには命を狙われる。嘘やデマカセをかましあいながら濃厚なMidnightRunを続けていくなかで不思議な友情?同志意識?のようなものが生まれてくる。お互いの生き様からしてもっとwetな感情に支配されてもいいはずなのに、妙なところで距離を保とうとするデニーロのほろ苦さに堪らなく共感を感じる。そして、なんてcoolな別れなんだろう!
 ”仕事”はやり遂げたというプロ意識だけはきっちりとを守って同伴者を自由にするデニーロ。もう必要ないからといって逃走資金をポンと渡す相方。けして、ハグなんかしない、微妙な位置取りは守り続ける意地っ張りさ。これって日本人が書いたんじゃないの?って思いたくなるくらい、僕の心に響いてくる。不覚にも泣けてくる。
 しょうがない、歩いていくかって、格好良すぎるぜ!