Hold On Hold Out!!!

 これは僕にとって特別なアルバムのだ。
 Jackson Brownの作品はみな好きなのだが、初めて観に行ったコンサートでの彼のはにかんだ表情がかぶる分だけ「HOLD OUT」が好きだ。もう一つだけ特別に告白してしまうと、バックで圧倒的な存在感を誇るローズマリーバトラーの歌声が、中学で一番歌が巧かった初恋の女の子とダブってくるのだ。個人的な思い出がこびりついたレコードなんて、ある年代を超えると、気恥ずかしくて手に取れなくなってしまうのだが、MidnightRunで何かが溶けてしまったのと、もちろん酒”これも思い出の越の影虎特別純米酒”の勢いも手伝って、この、特別なアルバムをターンテーブルに乗せてみた。
 あの、プリテンダーでのお前は嘘だったのか!当時の奥さんの衝撃的な自殺とモロに向かい合って作り上げた魂の作品を虚構の世界へ消し去ろうとしているのか!とか、中途半端に時代に迎合してディスコっぽいリズム使いやがって!とか、文句もあるが、それでも、かれがHOLD ON HOLD OUTで初めて使った"I Love You"決まっているよ。その後で甘さを断ち切るようなR・カンケルのドラムもドキっとくるし、それに続くR・バトラーのバックボーカルとD・リンドレーのスティールギターも最高だ。変な理屈じゃ絶対に否定できないけど、ちょっと矛盾を感じる、しかし、そんな違和感を包含しながらも昇華した世界を作り上げられているような気がするのである。もちろん、個人的な思い出が重なってくるから、僕だけの思い入れにすぎないのだが・・・
 もし、カラオケでこの曲歌えるなら持ち歌にしたいけど、でも8分超だからなァ、ただでさえ歌が下手なのに、そんな長い曲だれも聞いてくれないだろうな、だけどオリジナルは何度聴いても最高だ。
ANYWAY...
I GUESS YOU WOULDNT KNOW UNLESS I TOLD YOU
BUT...
I LOVE YOU
WELL JUST LOOK AT YOUR SELF
WHAT ELSE WOULD I DO?

HOLD ON

 このブログを娘は練習日記と呼んでいる。そもそもは練習内容の確認のために始めたはずだ。今日の練習はランを12km。少し重心を前にずらして、意識しなくてもけり足が強くなるように動きを修正したつもりだ。練習後にダメージが残ることが多いので、ベタっとした走りをしていたのだが、この膠着状態を脱却するためには、多少のリスクは仕方あるまい。これからは走る機会がものすごく少なくなるので、負担や故障を考えなくても大丈夫だろうと、安易に考えているのだが、どうだろう。