人力観光ツアー

 今日は生意気にもシンガポールからのブログ更新。
 極めて珍しく出張先でフリーな時間が取れたので、シンガポール自力観光ツアーを組んでみました。同行しているお客さんから一体何を考えているのだかと言われながら、オーチャードストリートの西端にあるヒルトンを出発、伊勢丹高島屋を右手にまだ人影の少ないメインストリートをゆっくりと走り始める。木陰を走っている分には快適なのだが直ぐに日差しが強くなり汗が流れ出す。暑さに対する免疫がまだ出来ていないので少し辛い。地下鉄工事やビルの建設、あるいは道路が高速に入ってしまったり等々で迂回を繰り返しているうちに自分が走っている場所がわからなくなったりして、ジョギングというよりオリエンテーリングの趣だ。迷子にならないように後ろポケットに地図を突っ込んでいたのだ。
 それでもようやくマリーナエリアに到着、チンケなマーライオンにあきれたりしながら、フラートン通りを南下クロスStを右折してチャイナタウンに。マンションのベランダに洗濯物が大量に干されていて、こんな観光地なのに・・・でもこの混沌とした雰囲気がこの町にはふさわしいのかななどと納得したり。New Bridge Rdを曲がって再びマリーナエリアに向かって走るとちょうどラッフルズに出てきたので、汗浸りのランニング姿でラッフルの中庭に寄り道してみる。場違いに違いない。ホテルの従業員が近づいてきたので一瞬ドキリとするが、さわやかな笑顔で挨拶してきたのでホッと一息、ホテルの印象もグっとアップする。次回いいレートが取れたらこのホテルにとまってみようと思いながら今度はチャイムズに。こんなことしてたら日本人の印象悪くなってしまうかも。同じような格好している白人って多いんだけど、彼らは何かサマなっているような気がする。僕は相当気恥ずかしい。
 11時前にオーチャードに戻ると凄い人ごみ。それこそ国籍や老若男女を問わず歩道いっぱいにあふれた人たちの間をすり抜けながらホテルに戻る。走行距離は8キロ位か。ここは一方通行が多いこともあり中々距離感がつかめなかったのだが、一変にこの町が身近になったような気がする。
 人力観光旅行ツアーお勧めである。