プロデューサーズ

 おととい昨日と1,600−1,700m泳いだので今日は休養日として前売鑑賞券を買っていたProducersを出張帰りに観に行くこととした。
 濃ゆい演技とバタ臭い会話。それを包み込むマッタリとした空気・・・に体内時計を合わせることが出来ず不覚にもズズズと目蓋を閉じてしまう。
 目が覚めると”エリザベス”ヒトラーを崇拝する脚本家を口説き落とすシーンで、バカらしすぎる会話を真面目な顔をして演じる脚本家に思わずニンやり。ゲイの演出家との交渉で完全に現実の世界を離れ、訛りが強烈だけど長身でグラマラスな女性が出てきたときにはドップリとディープな空間に引きこまれてしまった。座っているけど下半身はスタンディングオベーションしている、なんてお下劣なのにスマートなフレーズ。レオとウーラがmake love するシーンでの僕らの空想力を喚起させるコミカルだけど意味深な振り付けや途中でバァさんを登場させる遊び心。底が抜けてアホらしくて堪らなく面白い。
 映画が終わって場内が明るくなる瞬間に、腹の中に僅かに残っていた笑いをドっと放出させて深呼吸。幸せな気分にさせてくれた、とても素敵な120分−?分であった。