The Edge Of Reason

 切れそうな私の12ヶ月って言ったって、あなた!自分で狂言回ししているだけじゃないですか。体の線が完全に崩れるまで体重をアップさせて、このハマリ役に臨んで来たレニー・ゼルウィガーがまたしてもコミカルでキュートな魅力を振りまいてくれるけど、こんな子が彼女だったらちょっと疲れるかな。
 続編ということで佳作に仕上がっていた前作と比較される運命にあるのだが、ストーリや動機付けのの弱さがどうしても気になるところ。それでも、それなりに笑えるしレニーの魅力も堪能できるので気分を変えるのにちょうどいい1本だ。
 さて今週買ったワインを3本。
 まずは、イタリアはシシリー島のスーパーワインで、JALのファーストクラス搭載ワインになっている(らしい)チェウソの2003年ヴィンテージ。パワフルでの濃厚な味わいも酸味が気になる。こういうのを若すぎるというのだろう。でも残念ながら僕にはこのワインを箱買いして2,3年黙って寝かせてから楽しむような余裕は、まだない。
 ついでこれもイタリアのパラツェッタ。小さな桶でブドウを発酵させ手でかき回して攪拌しながらワインを造るのだという。手の感覚で発酵状態を確認しながら造るというというこだわりがいいじゃないですか。ずっしりと重いっていうわけではないが、ブドウの果実感をタップリと楽しめる1本だ。
 最後の1本は最高なワインを造るために自分で湖まで作ってしまったというワインクレイジー・バテロさんのレイニャク2000。パーカーポイントは92点で、その味わいは5大シャトーにも劣らないと!この週末に飲もうと凄い楽しみにしていたのだが、この体調では飲んでも無駄になるだけだ。このワインを楽しむためには2−3時間前に抜栓する必要性ありということなので平日に飲むことは出来ない。来週末まで我慢・我慢である。