アニマルハウス

 お節料理を食べすぎたせいか、小鼓の純米大吟醸と義侠の純米生という強力な日本酒が効いたのか、11時過ぎから昼寝してしまい、目が覚めたときには2時を回っていた。それでも、今日は何としてでも手賀沼一周LSDにトライしようと思っていたので、気だるさを引きずったままジョギングにでる。
 優しい日差しに誘われたのか、多くの人が遊歩道や公園で楽しんでいる。真剣に見つめあうカップルがいれば、淡々と無表情で散歩している老夫婦もいる。手賀沼公園やふるさと公園ではコートを脱ぎ捨てた子ども達が遊具で無邪気に遊んでいる。威厳を見せるべくムキになって凧をあげているお父さんもいるし、こんがらがったタコ糸を解くのに途方にくれているおじさんもいる。
 初詣帰りなのか着物姿の彼女をつれた若造がいて、こいつだけはいろんな意味で羨ましいと思ったりもする。
 なんのアイロニーもないけど、なんだか、A Day In The Lifeだなぁなんて思いながら、折り返し点である柏ふるさと公園まではゆったりとしたペースで穏やかに走る。往路にはいると一気にスピードをレースペースまで上げて体に刺激を入れてみる。悪くない。僕の中で納得できる走りだ(ストップウッチを持っていたら、全く違う気持ちになっていた可能性大ではあるが・・・)
 最低でも22kmは走ったので、満足してゆったりと風呂に入るとドッと疲れが出てきて、もはや映画館にいくような気力が湧いてこない。しかたなく、DVDを観ることにしたのだが、選んだのがナゼかアニマルハウス。もちろんジョンベルーシの異様なハイテンションは凄いのだが、40歳を超えたオヤジが正月からこんな映画を観ていていいのだろうか?
 このようにして、なんだか闇鍋のような一日で2007年は始まったのであった。