Breakfast In America

 ようやくタフな出張から開放された。
 随分時間が空いてしまい、あの、千葉マリーンマラソンに感じた怒りや落胆も静まっている。むしろ今はスポンサーが逃げ出さないことを祈る気持ちのほうが強い。腐りきっているとしか思えない千葉陸連は猛省すべきである。

 アクアでゴテゴテに強張った全身をほぐして貰い、やっと体が自分のものに感じられるようになった。体が思うように伸びる快感!
 久々に飲むべき日本酒はやはり酔鯨か、というわけで、検見川浜のスーパーへ。
 そういえば、ノラジョーンズの新譜を買わなければ・・・。
 ポイント親爺と化している僕は、CDはタワーレコードと決めているのだが、今日だけは特別だ。
 彼女のあの声質が変わらない限り、彼女の新譜に裏切られることはないと思うが、それでも、Little Williesでカントリーへの憧憬をComing Outしたノラはどこに向かっていくのだろうか。年甲斐もなくドキドキしてしているのである。この何ともいえない気持ちを少し持続させたくて、音に触れるのは明日までお預けすることにした。
せっかくなんだから、子どもが寝静まってからリラックスして、ゆっくりと彼女の音楽を味わいたいじゃないですか。

 さて、ノラとあわせSnow PatrolのEye Openと、なぜかSuperrampのBreakfast in Americaを購入。Snow Patrolは豪州にいるときに客と車の中で、
 「やっぱりJETって人気あるの?」
 「そうだね、結構人気あるけど僕はそんなに好きじゃないや」
 「家は家族みんなでオアシスが大好きなんだけど・・・」
 「家はSnow Patrolだね。家の息子も凄く気に入っているんだ」
なんて会話をしてたので試しに買ってみたんだけど、ちょっと重心の低いサウンドに乗って素直に伸びやかに広がっていくロックは心地よくて、なるほど真面目な彼が好きになるわけだ、なんて思ってみたりする。僕にはちょっと刺激が足りないけど、家族とドライブするときなんかにいいかな。
 それと、なぜかSUPERTRAMP!
 どこまでも知的で緻密・精密な音にキャッチーで耳障りの良いメロディーラインが乗って来る。そして、どこまでも甘美でなぜか切ないこのボーカル!こんなアルバム作っちゃったら、もう何処へもいけないだろうな・・・と断言できる完成度の高さ。
 彼等の音楽をじっくり聴くのって、28年ぶり!になるのかな。でも彼等の音楽はEver Greenだと僕には感じられる。
本当はSnow Ptrolのことを書くつもりだったんだけど、Breakfast In Americaを聴き始めてから流れがおかしくなってしまった。でも、まあ、どうでもいいや。