トータルイマージョン

 嫁さんの買い物に付き合ったあと予てから気になって仕方がなかったトータルイマージョンのスポットレッスンを受けに行く。堀船駅から3分程度。分かってしまえば至便な立地だが、一発でたどり着くのは至難の業。小さな建物です。
 まず受付で今日のテーマを決める。今日のテーマは泳ぎの基本的な問題点を明らかにして貰い、対応ドリルを教えてもらうこと。
 更衣室で着替えてスイミングルームへ。長さ3−4mで水深のあるお風呂といった感じ。前方からの水流に逆らって泳ぐのだが、感覚的には水泳盤トレッドミルという感じ。とにもかくにも現状の泳ぎ確認というわけでちょろっと泳ぐ。前方と真下にそれぞれ鏡があり、自分の泳ぐ姿が映っている。
 暫く泳いでから、水泳中に撮影された自分のフォームをプール?前方に設置された4分割モニターでチェック。フォーム以前に弛んだ体が恥かしい・・・。
 即座に指摘されたのは腰が落ちてあるいはお腹が出てv字型に反った姿勢。若いコーチの説明によると、体の重心は肺になるので、前に重心をかけていかないとバランすが取れないのだと。その対応策は・・・
 手を水面から20cm下げること。それだけで沈んでいたお尻がポカリと浮いてくくるから、アラ不思議。あとその際に頭を下げすぎるきらいがあるのだ斜め前を見て
頭を水面に落さないこと。
 両手を水面下20cmに落してバタ足をしながら、片手を腰にやるとナゼか自然に体が傾く。その傾いた上体を保ちながら頭は真っ直ぐ下を見ると、それが基本姿勢になる。顔と腕はくっ付かないのだそうだ。うーん、今まで教わった説明とと違うなぁ。
 特徴的だったのは入水のタイミングで、手が肘の辺りにきたら腕を入れ替えることと、なるべく頭の近くで入水するようにとのアドバイスを受ける。リカバリーした腕は投げ出すように前方遠くへ・・・という言葉を信じていたのは何だったのだ。
 あと、右側呼吸浅いので、もっと腰から体をひねって体を横にするようにとの指摘を受ける。あっという間に1時間で、これなら4回セットになったプライベートレッスンを受けてもいいなと思う。当然泳ぎが劇的に変わるのではないかという妄想があったのだが、それはコーチにあっさりと否定されてしまう。1からトータルイマージョンを習うより、今日指摘されたような癖を直していくべきだとのこと。簡単には直らないだろうと・・・。2ヶ月で1500mのタイムを5分縮られないかと質問したら、絶句されてしまった。ウーン、やはり現実は甘くはないか。

 さて今日のウィンブルトンの女子決勝は5年ぶりのウィリアムス対決。シャラポアの敗退に始まりイバノビッチヤンコビッチ、クズネツォアという上位4シード選手がバタバタと破れたので波乱の大会というイメージが強かったのだが、決勝の顔合わせだけ見ると順当な感じもする。
 しかし、この二人のパワーテニスは怖ろしいくらいだ。まずはセレナがポポンと2ゲーム連取。なんかヴィーナスは気持ちが入っていないような感じ。それでもネットに出たときに見せる反射神経の凄さは本当に目を疑うほどである。が、それ以上にセレナのリターンが冴えている。凄いプレーの連発で、いやはや、ブログなど書いている場合ではない。