ダークナイト

 ヒース・レジャーの狂気に痺れ永遠に記憶にとどめよ。
 取り憑かれたのか壊れてしまったのか、明らかに一線を越えてしまっている。映画でこんな衝撃を味わうのはゴダールの”気狂いピエロ”以来だ。もしかするとそれ以上かも知れない。
 長尺映画であるが一寸も気が抜けないまま、あっという間にエンディングまで疾走していく。途轍もないエネルギーを持った映画である。
 しかし、この重苦しさは何だろう。正義も良心も心の闇に葬られ報われないからか。緊迫感の中の微妙な間で観客の本性を暴きだそうと出そうとするからか。全ての人間が持つダブルフェイスを・・・。時に逃げ出したくなるような、叫びだしたくなるような、深く重く問いかけてくる映画でもある。

 今日のジロ錬は幕張周回。先に走り出したメンツを確認してから単独走を選択。先行組からは何人か拾えそうだし、後ろにも強いメンバーが何人も残っているので、緊張感を保った練習が出来そうな気がしたのだ。
 先行組のペースがヌルかったので、途中まではさほど差が開かず縮まらず同じようなペースで走っていたのだが、30分過ぎに息が切れズルズルとペースダウンしてしまう。本当はここで踏ん張らなきゃいい練習にならないのだけど・・・。まだまだ修行が足りないね。
 バイクの後には習志野プールで一泳ぎ。これもバイクと同じパターンで最初ペースをあげすぎて後半はアップアップ。学習しないこと猿の如しで情けない。情けないといえばダークナイトをエンディングまでKnightではなくNightだと思い込んでいたのは僕である。