KIDROCK

 最近はもうKID ROCKばっかりである。
 思わずロングランを思い出してしまうイントロにハスキーな声が絡んで来るだけでもゾクゾクしてくるAll Summer Long。ドンヘンリーのような繊細さは全くなくて、図太くて男臭くて泥臭いボーカルなのだが、それがまた堪らない。ガキだった頃はよぉ夏の間中毎晩ラリッてヤリまくって最高だったぜ!みたいな感じで品もなければ情緒もないのしょうもない歌なのだが、そんな胡散臭さがまた魅力的だったりするのである。アルバムを通してもウェストコーストサウンドとかサザンロックとかポップカントリーとかR&Bとかの象徴的で恰好いいところ分厚く重ねていったような感じで、僕のようなナツメロ親爺は、もうメロメロだ。若い奴には新鮮さを親爺には懐かしさを感じさせる、いい加減なようで完璧に計算されたアルバムだと思う。
 今年のアルバムはコイツで決まりだね!と断言したいところだが、1週間待たなければ何もいえない。10月1日、待ちに待ったオアシスの新譜が発売になるのである。
 さて、この週末も良く走った。土曜は海浜大通りやら交通公園やら東大グランドやらを組み合わせて75km。今日は瀬又まで行って浜野+合わせ瀬又+ジロ瀬又(約28km)を2ラウンドして家に帰れば105km超。9月の総走行距離も700km近くまで伸びて、もちろん過去最高。
 こんだけ走っても体重計がピクリとも動かないのが不思議だが、10月も今月並みに頑張れば一皮剥けるだろうか。たまに懐疑的になることもあるが、これはもう、早くなると思い込んで頑張るしかないのである。