オリアンティ at 赤坂 Blitz

まるで全盛期のパッドベネターが帰って来たみたいだ!
彼女のボーカルがこんなにもパワフルでオーラに溢れているなんて、売れ線風にまとめたCDではちょっとわかり難い。
その昔、女だてらにロックンロールなんてコピーがあったけど、彼女は間違いなく一流のロッカーである。
もちろん、MJツアー最後のギタリストという看板もダテではなく、澱みのない綺麗なフレーズを豊かなアイデアを持って繰り出してくる。何処までも無邪気で健康的な演奏が続くので此れをよしとしないギターフリークもいるのだろうが、それが彼女の魅力と素直に感じたい。
アンコールでヒットチューンのAccording to youからSレイボーンにつなぎ、弾きまくってエンディングに持って行く演出は最高!だけどブルース臭が全く消えてしまったのには驚いた。
本当に良いライブだったと思うし、Blitzみたいな小さな箱で楽しめるなんて何てHappyなんだろうってしみじみと思うのだが、他方、彼女の凄さ素晴らしさがCDでは味わえないのが、返す返すも残念である。