アンストッパブル

 Mr&Mrs スミスを全ての点で小振りにしたような冴えないけど退屈はしないキス&キルを元旦に長女と見ているので今年2本目の映画になるのだが・・・・バーレスクかロビンフットを年明けまで残しておけばよかった。
 Dワシントンの作品をすべて見ている訳ではないので偉そうなことは言えないが、トレーニングデイは思い起こすだけでゾクゾクしてくるような緊張感のある作品で、Dワシントンの凄味のある演技に釘付けにされてしまった。最近の作品だとアメリカンギャングスターも好きな映画で、基本的に彼の主演作はきちんと抑えておきたいと思っている。でも歳とったなぁ・・・。
 仕事のパパはちょっと違う光ってる〜ってなスーパーマン的活躍を見せて、社会の危機を救い家庭不和も一件落着という感じの全く頭を使う必要性がない単純な話なので、ソファーにもたれ掛りリラックスして時間の流れに身を任せる。しかし、アメリカ人ってなんでこの手のストーリーが好きなんだろう。
 それよりも、このストーリーは実話を元にしているって本当だろうか?命を預かる鉄道管理がここまでずさんだと呆れて声も出ない。あるいはアメリカ国民の労働意欲を反映しているのか?この映画を見ていると、時間に正確で安全な鉄道網は日本の誇りだと再認識する。安全性との両立は大変だろうが、最近遅れが目立ち乗り継ぎに難が出てきているのでJRはここで何とか踏みとどまって頑張ってほしい。

 今日は少し真剣モードで花見川CR20km走。3キロ過ぎから5分を切るペースで進み10−15km区間は4:30。さらにそこからレースペースに持っていこうと思ったのだが4:17〜4:18〜4:12と上げきれず。足の運びのあまりの鈍さに呆れながらの走りになってしまった。3年近く走っていなかったとはいえ、もどかしい・・・。
 大会までに20km走はあと2回できるかな。平日にスピードトレーニングを取り入れて体の錆を取りたいのだが、すでに腐食してしまったか。いや、そんなことはないと信じたい。

 家に戻るとWIGGLEから郵便が届いていた。ポチっとしてから10日以上かかったので、ブームに対応が鈍くなってきているのかと思ったが単純に日本サイドの正月の影響かもしれない。それでもショップで取り寄せより速いというのどういうことだ。
今回はポラールのサイコンと2xUのカーフガードを注文したのだが、日本の流通ルートでの価格の半値以下である。
 自転車を始めるときは一度買ってしまえば金がかからないのでトータルで見るとフィットネスクラブに足を運ぶより安く上がるなんて言葉を信じていたが、とんでもない!のめり込むほど金がかかってしょうがないのだが、さすがに子どもの受験が近づいてくると無駄は省いていくしかないので、圧倒的に安い海外通販に頼らざるを得ない。ショップには申し訳ないのだけど・・・。

 自転車は金がかかる云々と書いていて思ったのだが・・・
 最近、自転車があたかも魔法の乗り物であるかのように持て囃されているが、金食い虫であるだけでなく、ランスのトレーニング本に”あなたがまだ骨折していないなら、それはラッキーなだけだ”なんて言葉があるくらい危険で、おまけに加害者になる心配もある、じつは厄介な存在だという見方もできるのだ。ランニングをしていると自転車なんか無秩序で恐ろしいものは消えてしまえ!と本気で思うことが多々あるのだ。
 自転車に乗っていると自分は特別な存在だと勘違いするのか、スーパー前の道路を渡ろうとしている老人のすぐ横をブレーキも掛けに走り抜けただけでなく、危ねえだろう気を付けろ!と怒鳴りつけて消えていったロード乗りを見かけて呆然としたこともある。
 単にブームをあおったりそれに便乗したりする動きから距離を置いて、経験のあるチームなり個人なりが、自転車のあり方を改めて考え何らかの形で発信していくようにしないと、不幸な出来事が起きそうな気がする。