ひたちなかレースデータ分析

着き切れ覚悟で恥を忍んで出たのだから、得たデータはしっかり分析しなければ。
(なぜかwko+の表を貼り付けできないので、読みにくくてすみません)


ひたちなかは1周約4.2キロで軽いアップダウンがあるフラット系。4カ所ある鋭角コーナーの立ち上がりで集団が大きく伸び足を使うことになる。
僕は19周目の後半で先頭集団から千切れてしまったので、20周半ばピットーに戻りリタイヤ。走行距離は約88キロで走ってた時間は2時間15分程度。


Duration: 2:15:51
TSS: 210.7 (intensity factor 0.97)
Min(NP)/ Max / Avg
Power: 262 987 218 watts
Heart Rate: 125 186 169 bpm
Cadence: 17 154 93 rpm
Speed: 0 53.7 36.9 kph
Crank Torque: 0 119.5 20.0 N-m


<パワーの変動>
*奇数周のパワーデーターを抜き出してみた。


Lap/ NP / Max/ Avg
Lap1/ 245w/ 961w/ 173w
Lap3/ 269w/ 915w/ 228w
Lap5/ 280w/ 872w/ 240w
Lap7/ 273w/ 987w/ 232w
Lap9/ 259w/ 939w/ 216w
Lap11/ 246w/ 878w/ 214w
Lap13/ 283w/ 852w/ 238w
Lap15/ 243w/ 867w/ 207w
Lap17/ 221w/ 821w/ 187w
Lap18/ 257w/ 743w/ 226w
Lap19/ 247w/ 774w/ 227w


*1周目は先導車が出て途中の直角コーナー超えるまでパレード走行。
*最初の1時間のNPは271(AP222)出入りが激しいのでNPとAPとのかい離が激しい。なお、パレード走行外した1時間はNP277(AP235)なので、僕のFTPは270くらいと見て問題ないのかな?
*コーナーからの立ち上がりでパワー使い、ペースが落ち着くと脚を休める展開で、パワー0−20wが占める割合が全体の30%強。
*基本的には高出力で10秒走り、そのあと10秒休むインターバルのような展開。中盤に少し休める時間がある。
*10ラップまでは割とフツーに900w超えていたが、だんだん最大パワー値が落ちてきて、千切れた周回のマックスパワーは800w切れ。これではチギられるわけだ。
*最初の10周ではあまり集団小さくならず、いったん落ち着いたペースが再び上がった13ラップ目でようやく30人ほどに絞られる。ここでは切られる感じはなかった。


*そのあとペースが緩んだので脚を休めようと心掛けたが想像以上に消耗激しい。集団が再度活性化した18周目はMAX750w切れのヘロヘロ状態になりながらも、何とか耐え凌いだが、19ラップ目に耐えきれずダウン。レース結果みるとこの後相当ペース落ち込んでいるようなので、ここで10秒我慢しておけば・・・なんてことも結果論的に思うが、MAXパワーの落ち込みからみて、やはりこのあたりが限界だったのだろう。
コーナリングがスムーズで立ち上がりも滑らかに走る選手何人かいて、それらの人の後を走ると凄くラクだったので、まずはテクニック磨く必要性がある。また、ずっと後位で走っていたことも出入りを激しくした原因の一つだと思うので、意識して前を走った方がいいのかもしれない。(上手い人は出力のバラツキが小さく、NPも僕より低いのではないだろうか?)
*いずれにせよ、現時点のテクだと800wを超える出力を、いつでも、楽に出せるパワーが必要だという事になる。どうしようか?



ケイデンス

ケイデンスとトルクの使い方を見ると問題点がはっきりする。


ケイデンスの分布はこんな感じ
000−020rpm 11.8%
090−100rpm  9.7%
100−110rpm 16.0%
110−120rpm 18.3%
120−130rpm 11.5%
130−140rpm  2.4%


*ピークが110−120rpmに来るなんてことは普段だったらありえないっていうか、3本でも115rpm+で回す練習はほとんどやっていない。


*4分割グラフでみると(FTP270/100rpmとおく)
Q1 27.7%(高ケイデンス高パワー)
Q2 11.2%(低ケイデンス高パワー)
Q3 33.4%(低ケイデンス低パワー)=脚止め含む
Q4 27.7%(高ケイデンス低パワー)


ここから見ても、ケイデンスで対応していることがよく分かるが、ちょっと偏りすぎのような?
*スピード変化にケイデンスで対応していたわけだが、これは速筋が弱くトルクを上げられないので遅筋で誤魔化してたってことだと思う。
*ただ、800w超える高い出力は100−110rpmの間が多い。(80−90rpmがそれに続く)


やはり、実戦から得られるデータは普段の練習とは全然違うなぁ。技術不足やコースの特性もあるのだろうが動きが激しい。
課題としてあげたいのは、

1.安定した走りを身に着ける=レース慣れ&コーナリング技術取得、そして、恐れず前で走ること。
2.スタミナ向上=走行距離を踏むこと
3.マックスパワーが出せるギア比xケイデンスの確認
4.安定した高速ペダリング技術取得
5.トルク上げる筋力(筋持久力も)向上ってことかな。


練習に関する基本的な思想は変えなくてもいいと思うが、実戦強度も頭に入れた練習も考えてみたい。