前半戦総括ー2

 普段の練習で10分超えのNPが300w超えるとキツく感じるのだが、この前のレースで切れるまでのNPはアゲサゲ食らっての320w。しかも、ケツについてだけなので、レース参加するには50w足りないってことか。50wって・・・手が届く感じがしないが、どうなんだろう?


まずは、問題点を明確にするために出力算出式を思い出す。
W=トルク(N・m)xケイデンス(rpm)x2π÷60


僕のFTPを仮に270wとして、僕が安定して高い出力キープ出来るケイデンスは100rpmなので、トルクは25.78N−mになる。一般的といわれる90rpmで270w維持するために必要なトルクは28.66N−mなので、僕の走りを数字的に読み替えると


「トルクが2N−m低い分、ケイテンデンスを10rpmあげて誤魔化している」


ってことになる。この約2N−mの差っていうのは、CAD100で見てざっくりギア1枚!分で、出力に置き換えると30w。それでも足りない20wは5kgの減量でクリアできるので、僕が実業団で戦うために、注力すべきは「トルクを2N−m上げるためのドリル」っていうことになるけど、これって可能なんだろうか?


まず思うのは、機材変えた時にギア一枚楽になったなんて言葉使うが、ギア一枚30wだと思うと、軽々しく云うもんじゃないなってこと。でも、ギア一枚ともいえる。去年との比較ばかりしてても仕方ないけど、去年とは練習強度がまさに1枚違うので、頑張れば届くんじゃないかと。


そういえば、今年奇跡的な復活を遂げた横浜の三浦選手に関してこんな記事が出ていた。
「不調で2軍落ちした時に、筋力の衰えを数字で見せつけられた三浦選手は、それから徹底的な筋トレに励み、それが今年の活躍につながっているのだ」と。プロの話に重ねるのは恐縮なんだが、僕の場合、加齢から来る筋力の衰えは免れえないと諦めて、技巧派への転身を目指しスキル上げることにフォーカスしすぎていなかったか?


思い起こしてみると、数年前までは、僕は太っているのでみんなにパワーで対抗しようと考え、「自転車も筋トレも一緒だ」と言ってメチャ踏みし、外房や大仏をアウタートップ固定で走ったりしていたんだよな。東大グランド周回の消防署前の坂をアウタートップでスプリントしたり・・・(懐かしいなぁ)


ペダリング系ドリル止めるつもりないけど、もう一度パワー系トレーニング取り入れてみようかなっていうか、積極的に取り入れなければ。ドリルのイメージは出来ているので、幾つか試してみて、どれを採用するか決めよう。


もう少しだけ、バイクで悪あがきしてみたい。