前半戦総括3−夏場の練習について

<1>1分450wを安定して出すこと

 石川で「あとひと踏ん張り」の重要性を強く感じた。集団は坂が終わっても待ってくれないし、コーナーの立ち上がりでスピードが上がる。先頭走る人たちは集団を小さくしたいのだから当たり前だ。


 例えば、2〜300m位の登りは勢いで行けるが、それより長くなると踏ん張らないと超えられない、しかもペースは緩まない・・・となれば、ここで地脚の差が出るんだな。(僕がこれまで出てきた市民レースと実業団ではこの部分の差が大きいと思った=距離がある市民レースだと勝負処を除き、無理しない傾向がある)


 僕の場合は15秒過ぎから出力がガクンと落ちるので、500m位の坂でも後半タレてしまうのだが、これは短いレースでは致命的。1分450w維持して、そのあと下りに入るまで粘り踏ん張る練習が必要だ。(レースではいきなり1分488wだったけど・・・まずは450wに置き換える)


 レース終わってから、どこでどんなドリルをすればよいのか、何を意識すべきかを考えながら走っているのだが、
 例えば<国際のすり鉢登り>
 登り初めの傾斜がキツイところで半端にパワー使って、傾斜緩むと脚を休めてしまうのだけど、これはもったいないな。すり鉢そこの平坦からコーナー曲がってのコブ終了までを1レグと考えるとキツさの質が違ってくるし実戦的。登りがキツイ20秒を600wで走ってダラダラ落ち込むより、登りCP1分450wで入りそのあとも300w+で我慢する練習にしたい。(20秒600wのドリルは東大グランドでいくらでもできる)
 <うぐいすミルフィールドからの登り>
 ここも登りCP1分450w+維持した後、傾斜緩んでから下りに入るまでキッチリと出力を維持することを意識しなければ。できれば、もう一発登りきるまで頑張りたい。

 
<2>15分NP330wは可能か?


週末に外房有料と千葉国際(すり鉢登り初めからジロ錬ゴールまで)を独走してNPチェックしてみた。遅い・・・。
外房約8.8km:NP292w(AP284w)
国際約8.0km:NP298w(AP278w)

レース的には「登りで踏ん張り頑張って下りはそこそこ」にした方が早いんだけど、FTP上げるためには下りで落とさないようにして・・・なんていうのは枝葉末節。こうやって具体的なコースで見ると30wの差を埋めるのが如何に大変かがよく分かる。そういえば330wっていうのは、僕の実力ではVO2max飛び越えてAC域なんだよな・・・。

これから夏場対策で練習開始時間を早める予定なのでジロ練にはあまり参加できないな。切った切られたを意識しなくていいから、こういう出力をコントロールする練習するには、かえって、いいかもしれない。
しかし、次の目標レースは9月のTTなので、練習も基本に立ち返ってFTP値を上げるドリルを中心にすべきなんだろうな。奇をてらったこと出来ないので、重めのギア使ってCAD80でのメディオがメインになるのかな。あとはそのバリエーション。