最強のふたり

 シャンテでの単館ロードショーと思いきや、ジワジワと評判を呼んで、千葉市内の映画館でも上映が始まった。
 嫁さんが是非!というので家族で見に行くことに。笑って泣いてを繰り返していく中で、ジワっと体が温まってくるような佳作。全身不随の富豪を演じるフランソワ・クリュゼの、内面から湧き上がってくるような笑顔が素晴らしい。分かりきったラストなのに涙がこぼれてしまった・・・。でも下の娘には辛かったかな?明日ロラックスおじさんに連れて行ってあげよう。


 ボーンレガシーの主役が、何の映画で印象に残っているのか思い出せなくてイライラしてたんだけど、さっきようやく判明した。ハート・ロッカーで、死を恐れず爆弾処理する軍曹やってたんだよな。今作品の演技もなかなか良いと思います。
 マット・デイモン主演のボーン3部作最高の魅力は、主役とともに空間を掛け抜ける、体を張ったリアルなカメラワークにあるんだけど、今回はズームインとともにストーリーに入ったので、前回とは一線を画していくのだなと悟る。カメラとの距離を取ることで主人公の超人性を強調していくのだな。臨場感を持って揺れる画面とのバランスが絶妙に取れているので退屈な感じはしないけど、アルティメイトの圧倒的な緊張感と比べるとどうなんだろう。


 エイジ・オブ・ロックスにも行かなきゃ。これは最近洋楽に興味を持ち始めた長女のリクエストでもあるので。