レ・ミゼラブル

 ラッセル・クロウがしっかり脇を固めているし、贔屓にしているアマンダ・セイフライドも重要な役についているんだから観に行かなきゃと思っていたんだけど、主演をはる二人、XMEXのイメージが強すぎるヒュー・ジャックマンと、瞳が大きすぎるアン・ハサウェイがあまり得意じゃないので、つい後回しになってしまい、今年一発目にみた映画は「ホビット」。もちろん悪い映画じゃないんだけど、(ロード・オブ・ザ・リングにあった)NZの壮大な自然の風景が醸し出すスケール感と全体を貫く崇高なパワーが欠落しているような気がして、ロードのファンとして100点満点はあげられない。


 長く躊躇していたんだけど、映画の宣伝でラッセル・クロウを表に出さず、ヒュー・ジャックマンをこれだけプッシュしているってことは、そういう演技をしたんだろうなと思い、ついに重い腰を上げて劇場へ。もっと早く見ておけばよかった。希望を明日につなぐ、原作者ヴィクトル・ユゴーのメッセージを鮮明に表現した心に残る名画だと思う。


 ただでさえ豪華なキャストなんだけど、それぞれがエネルギーに満ち溢れた演技しているので、華やかでスケールの大きな映画になっている。ラッセルが全体を引き締めてるし、アマンダが出てきた瞬間に画面は一気に華やぐし、ヒュー・ジャックマンアン・ハサウェイの表情もすばらしい(特にヒューの表現力の豊かさには驚いた、偏見持っちゃいけないな)。ティム・バートンの作品でも欠かせない存在になっているヘレナ・ボナム=カーターも最高にいい味出してるし。


 体重に関して、68キロでの激しい攻防戦が続いていたんだけど、どうやら67キロ台で落ち着きそうで一安心。フル走るには体重軽い方が有利なので(体重1kg落とせばで3分タイム短縮できるという説すらあり)、佐倉までに65キロ台まで落としたい。
 体重管理のため、しばらく家で酒飲んでなかったんだけど、映画で洋風にかぶれて夕食にエスカルゴやムール貝なんかを選んだら、これにワインがないのは寂しいよなと思い(半ば意図的にワイン解禁を前提とした食材を選んでた?)ちょっと値の張る95年の飲みごろワインを選んでしまった。罪悪感があり、夕食前に1時間ほど3本転がしたりして・・・。