グラミー雑感

 ちょっと遅くなったけど・・・グラミーではアリシアとリアーナのライブがいつも楽しみ。

 FUN.は毒を抜かれたマイケミみたいで何の刺激もない。逆に、彼らの音楽聴いてるとクイーンの偉大さがよくわかる。
 ブラックキースはブルースの表面なぞっているだけ。巷の評価は高いけど、薄っぺらくて、僕は好きになれない。
グラミーとはたぶん関係ないけど、ブルース、ブラックロック系では”ゲイリー・クラークjr”がダントツで格好いいと思う。初顔にこれだけ痺れるのは久しぶり、最高だ。
 アルバム・オブ・ジ・イヤー取ったマムフォード&サンズのルーツ・ミュージックへのアプローチは面白いし好きだな。英国バンドだから出せる?何度聞いても飽きのこない、味わい深いフォーク・ロックだ。
 ブルーノ・マーズがスティングと共演して喜んでたけど、こんな露骨なパクりやって、恥ずかしくないのかしらん。才能あるのだから、もう少し消化してから音にして欲しかったな。


 最近手に入れたジョー・ジャクソンの80年のライブDVDが、当たり前だけど最高にCoolだ。ポストパンクの旗手として、時代の最先端を突っ走っていた時の痺れるライブ。でも、彼は才能がありすぎて、このあと僕の望まない世界に飛び去ってしまい戻ってこなかった。僕なぞは完全に取り残されてしまい何故だか寂しかった。


バンコクは30度超える暑さ。ホテルにチェックインしてから少し時間があったんだけど厚くて外を走る気にならない。というかビール飲んでしまった。お酒といえば、最近、手頃価格の赤ワイン飲んでるんだけど、パピーユとかモンペラを超えるコスパの大当たりワイン発見!フランシスコスのカベルネ、これは旨い!アメリカはナパヴァレー、あのオーパスオンの隣の畑でブドウ作っているっているのが売り文句だったので、逆に眉唾に感じたりもしたんだけど、栓明けた瞬間に華やかな香りが立ち、そばにいた子供たちがワォ!って声を上げた位。ほのかな甘みも感じる、陽性で豊かなフルボディの逸品。
 2−3,000円の価格帯はデイリーワインのボリュームゾーンになるから、ヤマザキのレゾリューとか、紀伊国屋が一押ししている、名前忘れたけどAOCボルドー飲みごろワインとか(これももう一度飲みたい!)、スペインはリオハからのいくつかの刺客とか、隠れた逸材がゴロゴロいるけど、ちょっとレベルが違うような気がする。それにしても、こんな素晴らしいワインに巡りあったりしちゃうから、酒やめられないじゃないか!