ワインは種類が沢山ありすぎて、何を選んだらよいか分からない。近所のショップのオススメばかり飲んでたら狭い世界に陥ってしまうし、ガロやモンダヴィみたいな大手のワインばかり飲むのも味気ない。また、ワインは世界の共通言語になるので、誰と話しても通じるような銘柄を飲みたいとも思う。


なんて考えると、世界のワインを100点法で評価するパーカーポイントって奴は、批判も多いみたいだけど、とても便利な存在だ。
「このワイナリーは小さいけど、4ヴィンテージで90以上とっているんだ」なんていうと、ホホウそれは楽しみですな、なんて感じになる。

グローバル化と格付と云うと、いかにも現代資本主義的で生臭いが、パーカーがワインの価値決定のうえで圧倒的な存在感を持っているのは事実みたいで、パーカー好みのワインにテイストが標準化されているのだとも。

パーカー好みのワインとは、
1.熟した葡萄を使った芳醇な味わい
2.バニラのような樽香
3.熟成を待たずに早くから飲める
4.生産量が多くない


こんな、パーカーの好みに合うワインを作る名人がフライング・ワインメーカー(空飛ぶワイン醸造家)と呼ばれるミシェルロラン氏である。映画モンデヴイーノで、世界のワインを画一化させる悪代官みたいに描かれていて、彼のワインは嫌だなと思ったのだが、最近飲んで美味しいと思い、ブログにメモしておいた幾つかのワインを彼がコンサルしていた事が分かりビックリ!

レイニャック
モンペラ
シミ

いやはや、僕のような初心者ですら、知らないうちにパーカー/ロランの世界に引き込まれているのですね。恐るべし。


これはもう開き直って、パーカー/ロランのラインに乗ってしまえば間違いなしって事にならないか。というか、この傘の下に居るワイン愛好家って、世界中に溢れるほど居るのだろうな。