ライフ・イズ・ビューティフル

「私の好きな映画を三つあげるなら、ライフ・イズ・ビューテフルとシザーハンズ。もう一つはこれからの楽しみのため空席にしておく」っていうのが僕の嫁さんの口癖の一つ。


 僕はダウンバイローでロベルト・ベニーニに一目ぼれしたのだけど、彼が画面に現れただけで空気が変わり、雰囲気が和んでしまうのには驚いたな。前に上げたコーヒー&シガレットでも冒頭を飾っていたけど、彼の代表作と云えばこの作品。いやいや、彼の・・・ではなく、映画史に残る名作の一つ。悲惨な強制収容所内で、ユーモアを忘れず、優しく、たくましく息子を守る父親の無償の愛に心を打たれ、そして、あのラストシーン。切なすぎて、思い出すだけで涙が出てくる。


 いつか人生を振り返るときに、僕もこの映画を三指にあげるかもしれない。