The Cyclyst’s Training Bible

 この本はトレーニングの意味や目的から具体的な練習計画の立て方まで実に丁寧に説明してある良書で、日本語版がでたら結構売れるような気がする。(翻訳能力があれば自分でやってしまうのだが・・・)
内容は18章に分かれていて運動強度を分類した4章から練習計画例が記された11章までが特に面白いところ。

1.Commitment 
2.Smart Training
3.The Science of Training
4.Intensity
5.Testing
6.Racing Abilities
7.Planning to Race
8.The Training Year
9.Planning Workouts
10.Stage Race Training
11.Case Studies
12〜18.Strength/Streching/Unique Needs etc


4:INTENSITY

Every time I suffer I'm a better man bacause of it.

前にも書いたことがあるが運動強度を分類する方法としてa〜eのようなものがある。
a: RPE(The Borg Rating of Precived Exertion)自分の感覚で運動強度を20に分類
(RPEと単語は色んな所で割とよく出てくるので用語として覚えておくと便利)
b: AT(Anaerbic Threshold)有酸素運動無酸素運動の境界域から運動強度を決定
c: LT(Lactate Threshold)乳酸値の変化から運動強度を決定
d: FTP(Function Threshold Power) 60分間持続可能なパワーを測定し運動強度を決定
e: FTHR(Function Threshold Heart Rate)60分間持続可能な心拍数を測定し運動強度を決定

運動強度を区分方法はさまざまあるが、僕は下の7区分法が気に入っている。
(Training and Racing with Power Meterでもこの区分法が使われている)
        RPE    FTP  FTHR
L1:Recovery   <10    <55%   <68%
L2:Aerobic   10-12   56-75%   69-83%
L3:Tempo   13-14   76-90%  84-94%
L4:Threshold  15-16   91-105%  95-105%
L5:V2O Max    17     106-120%  >106%
L6:Anaerobic  18-19   121-150%
L7:Power   20


レーニング計画立てるときに練習強度のコントロールは非常に重要なKEYになるので、頭に入れてい置きたいところ。
身近に具体的数字が測定できるのは??になるので比較的安い心拍計が広く普及しているのは当然。パワーメーターも海外通販の普及なので比較的手に入れやすくなってきたのでこれから一気に普及していくのだろう(自転車ブームが続けばの話であるが)

5:Testing

Motivation can't take you very far if you don't have the legs.

具体的な練習計画を立てるには、自分の能力を客観的に認識することが大切だが、そのためには、やはりパワーメーターが欲しくなってくる。そこで得た数値をWKO+といった解析ソフトを使って分析すれば、自分の強み・弱みをはじめ様々なデータが入手できるのだから・・・。

続きは明日のブログで。